会社は社長の所有物ではない
会社は社長のもの、株主のもの、お客様のものなどいろいろなことを言われますが、突き詰めて考えていけば、会社は公のものだと私は考えています。これは社長や株主などの個人が独占してはいけない、という理想論ではありません。
そもそも商売は個人事業として取り組むことができます。会社組織でないとできない商売もなければ、会社組織でないと儲からないわけでもありません。個人事業でも会社でも基本的に違いはないのです。
ではどうして会社を作るのか。
会社を存続させるために、会社がどうならなければいけないのかを考える必要があります。「節税ができる」や「見た目がいい」などのメリットだけで会社を作るのはあまりにも陳腐でしょう。誰の胸にも響きません。どうして個人事業でなく会社にしたのか、という会社の目的が大切です。