従業員や社会を巻き込む熱い「会社の目的」を!
人間には寿命がありますが法人には寿命がありません。代表者や出資者が変わっても永遠と生き続けることができるのが法人です。創始者がいなくなっても次の世代に引き継がれるのが法人です。
ということは「会社の目的」が経営者のためであってはならないのです。家族のためであってもなりません。
では何のために会社を作るのでしょう。
大企業の事業目的は社会貢献です。そこには個人の思想や価値観は含まれていません。なぜなら企業は100年も200年も続くことを前提に作られるからです。駅伝のようにたすきをつないでいくことが重要なのです。どれだけ速く走る選手がいてもたすきをつなぐことができなければチームは敗退します。会社の利益はもちろん大切なものですが、それは社会貢献という目的の副産物に過ぎません。
「稼ぎたい」だけなら個人事業でもできます。会社を作るなら「節税」や「儲け」だけではなく、もう一段階熱を帯びた目的がないと従業員や社会を巻き込むことはできません。